10月と言えば…何を思い浮かべるでしょうか?
運動会?遠足?お芋堀や栗拾いなんかもありますが、
忘れちゃいけないビッグイベントが…そう、ハロウィンですよね!
今や一大イベントになりつつある、ハロウィン。
(私が小さいころはそこまでの盛り上がりはなかったはずなんですが…)
近年では日本にかなり定着していて、
い…いつの間に!?
ほんとに、ある時から急にハロウィンと言われはじめ、宗教的には全然関係ないのに盛り上がった感じなんですよね!
ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンでも
1年で最も来場者が多いのはなんとハロウィンイベントの10月なんだとか…!
仮装が楽しいから?
気候が良くて過ごしやすいってのもあるよね~~
今回は同じような思いを抱えているみなさんへ、なぜ日本に関係ないハロウィンがこんなに盛り上がったのか?
いつから始まったのか、そしてきっかけはなんだったのかを調査してみました。
ハロウィン日本関係ないのになぜ?
ハロウィンっていつからこんなに盛り上がるようになったっけ?学生時代はそこまでじゃなかった気がする
— まか (@makao31) September 26, 2023
本来、ハロウィン文化が全く根付いていなかった日本。
言うなれば、日本に全く関係のないイベントだったはずです。
なぜこんなにも日本に定着するようにようになったのでしょうか?
日本古来の「神道」からくる「無宗教文化」
日本が古来信仰してきたのは「神道」。
「神道」では山や海、川や植物など、ありとあらゆるものに神が宿ると考えられてきたました。
多種多様な、複数存在する神の存在を受け入れ敬うという考えが古来より根付いていたのです。
なので途中で仏道も加わりましたが、日本人は「特定の神」を信仰しない、言わば「無宗教」の国として発展したのでした。
宗教に寛容な民族性を持っているとも言えます。
だからこそ、年末にはクリスマスを祝ってチキンを食べ、年が明けたら神様に初詣で挨拶、という文化が定着しているのです。
なのでハロウィンにおいても、新しいイベントか!くらいの感覚ですんなり受け入れられていきました。
シャイな国民性からの解放
日本人と言えば基本的にシャイです。
人に合わせるのが得意で、自分の感情や気持ちを前面に押し出すのはちょっと苦手…
それが、「仮装」という魔法の変身術ひとつで、不思議と見知らぬ人とスムーズにコミュニケーションがとれてしまったりします。
「いつもの自分とは違う自分になれる」というある種の変身願望が満たされ、「非日常」を味わえる解放感も得られるというのが「仮装」のすごいところ…!
この解放感がシャイな国民性をもつ日本人にも受けた理由のひとつではないでしょうか。
コスプレ文化とのマッチ
上記のような、シャイな国民性からの解放という意味でハロウィンより先に日本で流行ったのが「コスプレ」
1990年代、エヴァンゲリオンの流行により火が付いたと言われています。
素の自分とは全く違う「キャラクター」を演じることで、ストレスを発散するという文化が根付きました。
ここにちょうど海外からのハロウィンが重なり、マッチしたのです!
誰でも参加できる!
商業目的で日本に今までなかった文化として、クリスマスやバレンタインがありますね。
しかし、クリスマスもバレンタインも、恋人や好きな人がいることが前提になっていました。
(最近のバレンタインはもはや関係なくなってきてますね!)
それに比べ、ハロウィンはどうでしょう。
仮装していれば誰でも参加できるわけです。
むしろ、仮装をしていなくても、街にでて仮装している人を眺めるだけでハロウィン気分うぃ味わうことができます!
このように、ハロウィンイベントというのは基本的には老若男女誰しもが参加できるところも受け入れられた理由のひとつになっています。
SNSの普及
また、近年急速に発達したのがSNS。
ハロウィンイベントで盛り上がっている様子をアップした瞬間、瞬く間に情報は拡散します。
盛り上がりを見た人々は「次は私もハロウィンには何かしたいな」と思うきっかけになります。
このように、「ハロウィン=みんなが盛り上がっているイベント」としてSNSやマスメディアを通じて急激に発展していったのだと考えられます。
ハロウィン日本いつから始まった?きっかけは?
次に、ハロウィン文化は日本でいつどのように始まったのでしょうか?
日本版ハロウィンの起源を探ってみました。
日本のハロウィンいつから?きっかけは?
日本で初めてハロウィングッズを取り扱ったのは、原宿のキディランド。
1970年代に10月の季節イベントとして商業目的で行われました。
1983年には、表参道にてハロウィンの仮装パレードを開催。
日本初のハロウィンパレードと言われているよ!
さらに、1997年からディズニーランドでハロウィンイベントを開催。
ただ始めの頃は今ほどの認知がなくさほど盛り上がらなかったとか。
2002年からゲストの仮装話題になりコスプレ文化も相まって人気のイベントとして成長していったようです。
(ちなみにUSJのハロウィンは2011年から始まっています…!意外と最近なことにビックリ)
2000年代後半には菓子メーカーなどもハロウィン商戦に参戦!
グッズ販売も盛んになり、急速に広まりました。
きっかけはあったものの、爆発的に盛り上がってきたのは2000年に入って仮装文化とSNSの普及と同時に…というのがはじまりのようですね。
日本のハロウィンは海外と違う?
ただ、日本のハロウィンは海外のハロウィンと少し趣が異なる言われているようです。
いったいどこが違うのでしょうか?
①本来は子供が仮装の主役
ハロウィンの日、10月31日はもともと西洋では1年の終わりの日。日本でいう大晦日!
この日に先祖の霊が帰ってくると言われていました。(日本のお盆的な日)
霊の世界と現世が一番近づく日。子供たちがあっちの世界に連れていかれないように、悪魔祓いの意味で、
子供が仮装をする日だったのです。
それが、日本のハロウィンでは、子供だけでなく大人や若者も仮装を楽しむ日になっています…!
②仮装は悪魔っぽいの衣装だったはずが何でもありのコスプレ
前述のとおり、本来は悪魔祓いのため、仮装の恰好はゴースト、魔女、悪魔、ガイコツ、ゾンビなどが主流でした!
ですが、今のハロウィンは仮装であれば何でもOK!
最近は今年の旬のアニメなどのコスプレをする人が増えていますね。
たしか去年はイカゲームのコスプレをする人が…ジャージで楽だもんね。
今年のハロウィンは、絶対に仮装して渋谷に行きたい呪術廻戦ファン+ハロウィン過激派vs絶対に渋谷に来てほしくない渋谷区民+警察隊の抗争が勃発して、リアル渋谷事変が起こると予想。
— Max🐳makko-kujira (@Max_makkokujira) September 29, 2023
ハロウィン日本関係ないのになぜ?いつから始まったのかきっかけまとめ
今回の記事では、ハロウィンは日本に関係ないのになぜ広まったのか?
そしていつから始まったのか、きっかけについて調べてみました!
日本に関係なくても、
①無宗教国家ゆえに他の宗教的文化に寛容だったところ
②シャイな国民性かの解放
③コスプレ文化とのマッチ
④誰でも参加できる
⑤SNSの普及
などから急速に日本に広まったハロウィン。
商業目的のパレードやディズニーランドのイベントなどを通じて知名度をじょじょにあげていったことがきっかけだったようです。
今年は渋谷でのハロウィンは規制されているようですし、節度のある楽しみ方をしてほしいですね!