秋といえば…何を思い浮かべるでしょうか?
読書の秋、芸術の秋…色々あるけどやっぱり一番は「食欲の秋」!
という方も多いのではないでしょうか?
秋が旬の食べ物って結構たくさんありますよね。
秋の味覚シーズンの到来にウキウキしてしまいます!
そんな中でも今回は、秋の味覚の代表さんまについてです。
スーパーに並ぶ新物のサンマを見ると秋を感じるよね~
毎年話題にあがる「さんま」2023の価格!
2023年の今年はさんまが高いのか安いのか?またスーパーで出回る新物は安いのか?
について徹底調査してみました!
さんま値段2023スーパーは高い?
おはようサタデーございます。
— 家事夫 (@kajisuruotto) September 23, 2023
この皿を買った時から盛り付けたいと思っていた秋刀魚。生3匹298円。いただきました。茹で白菜、ゴーヤ豚バラ煮などなど。
我が子、魚ブーム再来で秋刀魚も食べした。季節のもの食べようね👶#朝ごはん pic.twitter.com/CUwXH6gwuB
毎年さんまが高い!と話題になっていますね!
果たして今年は例年と比べてスーパーで売り出される価格はどうなのでしょうか?
データをもとに調べてみました
さんま2023年値段と価格推移
※出典:総務省統計局の小売物価統計調査(最新データは2023年08月22日発表資料)
このように調べてみると、2015年からこの8年間でさんまの価格がかなり上がっていることがわかりますね。
今年2023年8月でのさんまのスーパーでの価格はずばり、全国平均で180円でした。
去年の10月と同水準くらいですね。
表の傾向を見ていると、2020年あたりから一気に価格があがってしまったようですね…
ただ、初物が出回る7~8月は毎年価格が吊り上がり、その後10月頃に落ち着いてくる傾向があります!
なのでスーパー価格は160~170円前後まで落ち着く可能性はあります!
でも…さんまと言えば、ひと昔前までは庶民の味だったのに…!なんでこんなに値上がりしちゃったの?
さんまが年々高くなる理由
なぜこんなにも毎年さんまが高くなるのか…それはずばり、さんまの漁獲量が減っているからです。
初サンマが豊洲で過去最高の1匹2万5000円!:2023年も大不漁の予測、海水温の上昇などが要因 | nippon.com
1958年あたりはさんま漁獲量が全盛期でなんと約57万トン!
その後も好・不漁を繰り返しながら数十万トンの漁獲量は維持できていました。
昔は日本が太平洋のさんまをほぼ独占していたのね…!
ところが90年ごろから台湾や韓国もさんま漁獲に参入。特に台湾は2000年代から急に勢力を拡大しはじめます。
日本のシェアは同時に落ち込んでいきましたが、それでもおおむね年間20万~30万トンのレンジを推移していました。
そして2013年、さんま不漁に見舞われ、はじめて台湾にさんま漁獲量首位の座を受け渡すことになります。
同時に中国も勢力を拡大しはじめ、19年に5万トンを切って毎年過去最低を更新。
22年には1万8000トンを割り込み、それが原因で価格も高騰したというのが背景でした。
その年のさんまの獲れる量だけでなく、台湾・韓国・中国など他の国との漁獲争いがあって、それで次第に漁獲量が減っていたのか…
そもそものさんまの獲れる量も減っているみたい…
他国が早獲りしちゃうってのもあるけど、近年の海洋環境の変化もあるみたいよ~
さんま値段2023の新物はスーパーで安いのか調査!
みなさん新物のさんまといいますが、普通のさんまとの違いはご存知ですか?
新物とは、旬の季節に水揚げされたもののことです。
そしてこの旬の時期にたくさん獲れて残ったものは冷凍保存されて必要分だけ小出しに売り出されます。
これが「冷凍さんま」や旬以外の時期の「さんま」として出回るものです。
新物は旬に獲れたものなので、脂乗りもよくて味も断然良いのです!
さて、2023年のさんまの新物の値段はいくらなのでしょうか…?
2023年さんま新物の値段は?
東京の豊洲市場で8月21日、2023年初の新物のさんまが入荷しました。
去年の初物は7月に入荷しましたが、今年は不漁だったのか1カ月以上遅い初荷だったようです。
それでも去年のさんまより、今年のは少し大きめのようです!
卸値は1キロあたり去年の4倍の23万円!
1匹当たりに換算するとなんと2万8000円の超高級価格となりました…!!
もはや庶民の味ではない…
2023さんまスーパーでの価格は安い?
ニュースで話題になる高級さんまは市場で取引されていますが、
私たち一般人がさんまを買うのはスーパーですよね!
そもそもスーパーにはいつ頃から店頭に並ぶのでしょうか?
7~8月に初水揚げされてから流通しますので8月末あたり~10月頃になります!
9月現時点で、2023年の新物さんまは、スーパーでいくらで売れらているのでしょうか?
全国のスーパーのちらしで調査してみました!
※9月23日トクバイ調べ
2尾 | 480円 |
1尾 | 278円 |
1尾 | 85円 |
3尾 | 538円 |
平均すると、1尾につき197円でした…!
ただ、出始めのさんまは初物と呼ばれ若干高い傾向にあります。
本格的に流通し始めると値段が若干落ち着いてくるので、10月頃にはもう少し値段は下がる可能性があります。
値段が昔に比べて高くなって身も補足なったと言えど、やっぱり秋の味覚として毎年食べておきたいよね…!
10月現在、関西近辺のスーパー調べですが安い日で1尾100円のときも…!
仕入れの状況にもよりますが、安くて100円~高くても平均180円前後で売られていることが多いようです。
魚食文化を守るために、私たちができることは?
水産庁が発表したさんまの長期漁海況予報によると、2023年の漁期の来遊量は昨年22年と同水準。
歴史的不漁は引き続き続くようです。
1歳魚の重さは110~120グラム台で、前年よりはましなものの、今年のさんまも小ぶりなよう。
昔は9月になると、スーパーで150グラム以上の大型で脂が乗ったさんまを1匹100円を切る安値で買えていました。
しかし、他国の漁獲や海洋環境の変化から、当面は安くておいしいサンマは食べられそうにありません。
それどころか、近年は「災害級」の猛暑が続くことも多く、もうあの頃のサンマは今後もずっと食べられない可能性も…。
ただ、秋の風物詩として、日本の食文化ずっと支え続けてきた魚であるさんま!
少し身が細くなっても、高くなってしまっても、ぜひ秋の味覚として味わって、サンマ漁業を下支えすることが私たちにできることではないでしょうか…?
昨日は入谷の及川魚屋さんにカツオ刺身を買いに
— チバ ノブタカ[宮城県南三陸町] (@chiba_nobu) September 22, 2023
店内には南三陸沿岸で上がる魚が彩る
帰り際に「新鮮さんま」を見つけた
小が「90円」で 中が「190円」
これを買わない手はない
さっそく昨晩の食卓に載せた
御飯も炊き立て2杯も食べた
少し高いけど「初物を食べると長生きする」と信じ pic.twitter.com/5ZAQLpLsUv
さんま値段2023スーパーは高い?新物はスーパーで安いのか調査まとめ!
今回は、「さんま値段2023スーパーは高い?新物はで安いのか」について調査してみました!
- 2023さんまの値段…去年と同水準!平均で180円前後。→10月にかけて160円~170円前後まで価格が落ちる予想
- さんまの価格推移…8年前から比べると2倍以上の価格上昇傾向
- さんまが高騰する原因は?…他の国のさんま漁獲参入と海洋環境の変化
- 新物のスーパーでの価格…約200円
多少高くなっても、小ぶりになっても、季節を味わって旬のものを頂くことで少しでも日本の魚文化を支えていけたらよいですよね。
また、旬のものを食べることで、健康メリットだけでなく活力が湧いてきますよ!
さぁ、さっそくスーパーに新物のさんまが入荷しているかチェックしにいってくださいね♪